石井選手のプロ宣言について
昨日、北京オリンピックの柔道100キロ超級の金メダリストである石井慧選手が、
プロ宣言をしました。正直申しまして、「残念」でした。
石井慧、プロ宣言!60億分の1の男になる
http://www.sanspo.com/sports/news/081104/gsi0811040504001-n1.htm
私は、以前からブログに書かせていただいているのですが、柔道をやっていまして、色々な筋から、かれが、総合格闘技の方面に行きたいと思っているという話しは聞いていました。紆余曲折があったわけですが、オリンピックに出場し、優勝をしたわけですが、彼のコメントに関しては、柔道を教えるものとしては、非常に苦慮する内容も含まれていました。
例えば、体重別選手権に出た後に。「わざと引き手をとらなかった」と言うコメントをしたことがあります。
子供たちに質問をされて困ってしまうような話です。余談ですが、井上康生選手が内股に拘って負けた試合も「得意技に拘っていれば、負けると解っていてもいいのですか?」と、子供に聞かれたこともあります。これもきつかったですが。話をもどしますと彼自身は、無差別の全日本選手権で優勝をしたわけで、日本でもっとも強い柔道家で
あることは間違えありません。が、彼は、そのコメントの中で、自分の才能については、語ることが多いのですが、そこに至るまでに多くの人への感謝の言葉は、非常に少なく思います。
そのことについて、「残念」と、思っています。
彼の出身である国士舘大学の系列である国士舘中学校の校長先生で柔道部顧問の川野先生という方が居られます。大学の学長でも問題ないくらいのキャリアをお持ちであったのですが、それを希望されず、中学校、高校の教育に注力されて居られます。1990年代に、少子高齢化が叫ばれ、有名大学がスポーツ推薦を増やす中、国士舘大学柔道部を現在の形(東○大学や、○治大学などに競り勝ち名実共に日本一)にする為に、多くの努力されてきたわけです。内容は細かく書きませんが、全人教育を目指されて、柔道が強いだけではなく、人間的にも豊かな人材が、多く現在まで輩出されてきました。
そんな中、今回の石井選手の発言の多くは、そういった先生方の「想い」とは、かけ離れたものだったように思っていました。
そんな中、今回のお話を聞いて、多くの柔道関係者が、そういった取り組みについて「疑念」を持ってしまうようなことになってしまうと、20年にも努力が否定されるような気がして、とても「残念」に思っていました。
そんな中、元柔道世界チャンピオンで、現在実業団の監督をされているN先生のことを思い出していました。
その先生は、「努力の人」として、有名であったのですが、同年代に「天才」と評される選手が居られたので、非常に苦労して、日本代表になられ、そして、世界チャンピオンに成りました。お会いした時に「何故そこまで、努力されたのですか?」と言う質問に、「家族の為」と即答されたのを覚えています。早くから、その才能を見出され、監督の自宅に単身下宿しながら大学までいかれました。その結果で、兄弟の奨学金やその未来まで(お嫁さんまで??)勝ち取ってきたと言うことでした。そして、若い選手の多くが、「あと一歩」のところで、試合に負けてしまうのは、「気迫」がたりないということと、「何のために戦っているのか?」と言う基本的なところが解っていないという
話をされていたのを覚えています。
今は、オリンピックスポーツである「柔道」ですが、その普及には、多くの先人達が「異種格闘技」をしてきた歴史があります。「グレイシー柔術と柔道の話は有名ですが」現在でも、そういったことが、少なからずあると、海外で指導されている方から聞きます。そういった意味では、彼自身が「柔道」の看板を背負って戦う事を選ぶかどうかと言うことが気になります。吉田選手や、秋山選手などは、そうしていました。もしそうするのであれば、彼は、「誰か」の為に戦う事になるわけですが、昨日の会見を見る限り、そういったことではなく、自分の為に戦うようです。
僕は、直接お話しする機会は無いわけですが、非常に謙虚に、そして貪欲に、いろいろな人の技術を学ぶ選手であると聞いています。僕が、もし友人であったなら、金野選手がやられていたように、アマチュアで「サンボ」(ロシアの格闘技)や、「レスリング」そして、「ボクシング」などの試合に出て、次のオリンピックを「柔道」で目指し、優勝してからでも遅くなかったのではないかと、思っています。今のような状況で、総合にもし年末などに出ることを目指しているとするならば、準備が不足であると思うからです。また、どちらの所属になるかは解りませんが、願わくば、坂口道場や吉田道場など、柔道にも関係を断ち切って欲しくないと思います。
アマチュアを引退してしまう事は、非常に「残念」ではありますが。。。。
彼の活躍を心から祈りたいと思います。
そして、応援しています。!!!!
ダイクロン、ブラストロンのことなら千代田第一工業株式会社へ
公式HP http://www.daikuron.com/
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- SNSは、素晴らしい!(ゴリ・マッチョな友人たちとの再会)(2009.06.22)
- 虹を見ました!(2009.06.15)
- ついに、38歳です!(2009.06.08)
- 爆弾ハンバーグをご存知ですか??(2009.06.01)
- 内定GETおめでとう!(2009.05.25)














コメント