指導者講習会に参加してまいりました。
さる平成24年3月18日に東京都柔道連盟が主催しました「指導者講習会」に参加してまいりました。
柔道のメッカ講道館に池田代表と池田指導員。そして、私の三人で、大道場に参りました。
そこは、私共柔道家にとりましては、とても神聖な場所でございまして、20年ぶりくらいに、私自身も講道館の青畳に立った次第です。講習内容は大きく二部に分かれていまして、1部は、現在までの柔道における事故の状況とその対処法。二部は、安全な指導方法の実践というプログラムでした。
その二つを得て一番強烈に感じましたことは、「我々の指導法に大きな問題はなかった」ということの再確認でした。我が池田道場は、どのような技より先に「受け身」を重点的に教えます。殆どの子供がそこで参ってしまうのですが、それでも尚、教え続けます。その理由は簡単で、自らの体を守ることの方が、相手を気づ付けることよりも、重要であるからと理解しています。師範の方針で、大変古流な受け身さえして、其れがある程度のレベルに達した時点で初めて技の指導に入ります。確かに当たり前のことではあるのですが、その重要性を再認識した次第です。
また、新しい発見もございました。
向井 幹博 先生(とても有名な指導者)が第二部を担当されたのですが、講道館に通っている子供たちの約40%しか試合に出ることを望んでいないという事実です。しかも、ご指導を始めた10年ほど前でしたら25%程度であったとのことでした。その為、基礎体力の向上を試みようにも、テンションが上がらないという問題を抱えており、色々な指導法を編み出されてきたということでした。
アニマル。ムカデ、カンガルー。カンガルースイッチ。ゴリラ、足切り。首ブリッジ、肩ブリッジ。アザラシ、
クモ、等。子供たちが遊び感覚でできる筋力トレーニングをご教示いただきまして、とてもうれしく思いました。
今後の指導につなげていけたらと存じます。
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